10年前のThinkPadが、今日も何事もなく起動する。
それはLinuxの世界では、珍しいことではない。
だが、この光景には
OSと道具の思想の違いが、はっきりと表れている。
多くのOSは、PCを「消耗品」にする
世の中の流れは速い。
- 新しいOS
- 新しいCPU
- 新しい規格
それに乗り遅れたPCは、
「もう使えないもの」として切り捨てられていく。
Linuxは、PCを「時間の積層」に変える
Linuxは違う。
- 古いドライバも残り
- 古い構成も尊重され
- 古い使い方も否定されない
結果としてPCは、
「中古」ではなく、
「使い込まれた道具」になる。
職人の世界と同じ時間の流れ
職人の世界では、
- 新品より
- 何年も使い込んだ道具のほうが
信用される。
癖を知っているからだ。
無理の限界を知っているからだ。
どこまで任せられるかを、手が覚えているからだ。
LinuxとPCの関係も、まったく同じだ。
相棒になるOS
LinuxはPCを「最新機種」にしない。
だが、PCを 「相棒」 に変える。
- 遅さも含めて
- 不器用さも含めて
- すべてを知った上で使い続ける関係
それは、とても静かで、とても強い信頼関係だ。
Linuxは、PCを消耗品にしない。
「時間を重ねる道具」へと変えてしまうOSなのだ。


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