使い手の腕が、そのまま性能になるOS 〜Linuxは“自動化されすぎない”〜

Linuxは、誰にでも同じ結果を約束するOSではない。
むしろ逆だ。

使い手の腕で、まったく別の顔になるOS。

それがLinuxである。

商用OSは「平均点」を最大化する

多くのOSは、

  • 誰が使っても
  • どこで使っても
  • 最低限は同じ結果が出る

ように設計されている。

これは「平均点を引き上げる設計」だ。
とても正しい。とても親切だ。

Linuxは「上限」を引き上げる道具

Linuxは違う。

  • 何を起動するか
  • 何を常駐させないか
  • どこまで削るか
  • 何を自動化するか

すべてが 使い手の判断に委ねられている。

つまりLinuxは、

「下手な人に合わせない」代わりに、
「上手な人にはどこまでも応える」道具
なのだ。

勝手に最適化しない、という美学

Linuxは勝手に最適化しない。

  • 勝手に設定を変えない
  • 勝手に常駐を増やさない
  • 勝手に方針を変えない

すべてが

  • 設定ファイル
  • サービス定義
  • スクリプト

として、人の意思のもとに留まる

自動化は「手放す」ものではない

Cron、systemd、スクリプト、、、
Linuxにも自動化はある。

だがそれは、

手放すための自動化ではなく、
“自分の責任で回すための自動化”
だ。

だからLinuxは、
決して“楽”なOSではない。
だが、軽くはなる。

Linuxは「誰でも使える道具」ではない。
使える人が、性能を引き上げていく道具だ。

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この記事を書いた人

情報環境コミュニケーションズ 代表
企業、団体のITコンサル、サポート、システム構築/管理、大学の招聘研究員として大規模調査の設計、集計の効率化、解析などを行っています。
最近ではAI開発環境の構築のサポートも行うようになってきました。
<著書>2008年〜2015年、テクニカルライターとして、週間アスキー、Ubuntuマガジン、Linux 100%, Mac 100%, Mr.PCなど多数のIT系雑誌に寄稿。

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