LinuxMintとWindowsパソコンの共用(8):Windosの共有フォルダーをLinuxMintから利用する設定

今回は前回と反対に、LinuxMint側からWindowsの共有フォルダーにアクセスし、ファイルを直接開いたり、編集、保存、削除など、自由に利用できるようにしていきます。

LinuxMintには最初からWindowsサーバーにアクセスする事ができるようになっています。

記事の内容

Windows 11パソコン側で事前設定/IPアドレスの確認

Windows 11パソコンの「設定」>「ネットワークとインターネット」を開きます。

このパソコンはWi-Fiに接続しているので、この項目上でクリックして詳細を開きます。

「プライベートネットワーク」が選択された状態にします。

下へスクロールして、「IPv4アドレス」をメモしておきます。

共有設定

共有したいフォルダーのアイコン上で右クリック>「プロパティ」を開きます。

「共有」タブを開いて、「共有(S)…」をクリック。

入力欄部分をクリックするとリストが表示されます。「Everyone」を選択して「追加(A)」をクリック。

「Everyone」のアクセス許可のレベルを「読み取り/書き込み」にして「共有(H)」をクリック。

次のような表示が出たら、共有設定が完了です。

LinuxMintからのアクセス

LinuxMintのファイルマネージャー(Nemo)で「ファイル」>「サーバーに接続(S)…」を選択。

「サーバー(S)」にWindowsのIPアドレスを入力。

「種類(T)」で「Windows共有」を選択し、「接続(O)」クリック。

共有可能なフォルダーが表示されます。(一部はユーザー名とパスワードの入力による認証が必要なフォルダーもあります。)

自由に読み書きできる共有フォルダーをクリックすると、デスクトップにフォルダーが表示され、ファイルマネージャーの左ペインにもフォルダーがマウントされます。

さいごに

パソコンのファイル/フォルダー共有は設定が面倒というのと、サーバーのように常時起動しているわけではないので、普段あまり私は利用していません。クラウド経由の方がカンタンなので、いつもはGoogleDriveを利用しています。

そうは言っても、LinuxMintとWindows 11のパソコンを2台並べて使用する際は、すばやくファイルのやり取りができるので、便利なので使い分けをしています。

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