Windows 11搭載の新しいパソコン、購入おめでとうございます! 最新のプロセッサに、美しいディスプレイ。
サクサク動く新しい相棒を手に入れて、パソコンライフは快適そのものでしょう。
でも……ふと部屋の隅を見ると、これまで何年も頑張ってくれた「Windows 10の古いノートPC」が、寂しそうに転がっていませんか?
「動作も重いし、バッテリーも持たないし、Windows 11にはできないし……」
「リサイクルに出すのも手続きが面倒だなあ」
ちょっと待ってください! そのPC、まだ捨てないで!
実はそのPC、OS(基本ソフト)を「Linux Mint(リナックス・ミント)」に入れ替えるだけで、メインのWindows 11機にはできない役割を担う、最高の「サブ機」として劇的に蘇るんです。
今回は、あえてメイン機を持った上で、なぜ古いPCをLinux Mintで再生させるべきなのか、その「賢い使い分け」の魅力について語り尽くします。
なぜ、あなたの古いPCは「重い」のか?
まず、誤解を解いておきましょう。あなたの古いPCが遅くなったのは、機械として壊れたからではありません。多くの場合、「背負っている荷物が重すぎる」だけなのです。
Windows 10や11は、非常に高機能な素晴らしいOSですが、その分、裏側でたくさんの処理を行っています。
ウイルス対策、インデックス作成、アップデートの準備……。古いCPUや少ないメモリ(4GBや8GB)にとって、これは「常に全力疾走」を強いられている状態です。
重荷を下ろしたPCは、羽が生えたように軽くなる
そこで登場するのが、オープンソースOSのスター、人気のディストリビューション「Linux Mint」です。
Linux Mintを一言で表すなら、「驚くほど軽量で、Windowsライクな無料OS」。
Windowsという重い荷物を下ろし、必要最小限のジャージに着替えたアスリートのようなものです。
- 起動が速い!
- アプリがすぐ開く!
- ファンの音が静かになる!
「えっ、うちのPC、まだこんなに動けたの!?」と、その変貌ぶりにきっと驚くはずです。
「サブ機」だからこそ輝く! Linux Mintの3つの活用シーン
メインのWindows 11機がある今、古いPCに「動画編集」や「最新3Dゲーム」をさせる必要はありません。それらはメイン機に任せましょう。
Linux Mintを入れたサブ機には、「軽快さ」を活かした独自のポジションがあります。
1. 「ソファー&ベッド専用」ネットサーフィン機
仕事用のメイン機を、わざわざ寝室やリビングのソファーに持っていくのは重いし、万が一落としたら大変ですよね。
Linux Mint化した古いノートPCなら、気兼ねなく膝の上で使えます。 Webブラウザ(ChromeやFirefox、Edgeも使えます!)の動作は非常に軽快。スマホの小さな画面では見づらいWebサイトや、調べ物も快適です。
推しポイント Linux Mintは、Windows Updateのように「作業中に突然強制再起動」されることがありません。寝る前のリラックスタイムを邪魔されない、これは地味ですが最高のメリットです。
2. リビングが映画館に?「メディア再生専用機」
古いPCをテレビのHDMI端子に繋いでみてください。あっという間にスマートTV以上の機能を持つメディアプレーヤーの完成です。
- YouTube(広告ブロック機能なども自由自在)
- Netflix / Amazon Prime Video
- Spotify / Apple Music
- 保存した動画・音楽ファイルの再生
余計なバックグラウンド処理がないLinux Mintなら、スペックが低くても動画再生がカクつくことは稀です。
KDE Connectなどのリモコンアプリを使えば、スマホから操作することだって可能です。
3. メイン機を守る「防波堤」&「実験室」
「ちょっと怪しいサイトだけど見てみたい」、「怪しげなWebサービス/アプリを使ってみたい」。 そんな時、大切なデータが入ったWindows 11メイン機でアクセスするのは怖いですよね。
Linux Mintは構造上、ウイルスに非常に強く、もし何かあってもTimeshiftアプリによってシステムを以前の状態に巻き戻しができます。最悪、再インストール(初期化)も簡単です。
メイン機を危険に晒さないための「特攻隊長」として、古いPCを使う。これはセキュリティ意識の高いエンジニアもよくやる手法です。
Windows 11 や スマホとの「連携」は大丈夫?
「でも、OSが違うとデータのやり取りや、ブックマークの共有が面倒なんでしょ?」
ご安心ください。Linux Mintが「使える」最大の理由は、現代のWeb標準やネットワークに完全対応している点にあります。
ブラウザは「同期」すればいい
Windows 11でGoogle ChromeやMicrosoft Edgeを使っていますか? Linux Mintにも同じブラウザをインストールできます。GoogleアカウントやMicrosoftアカウントでログインすれば、ブックマークもパスワードも履歴も、一瞬で同期されます。
「書斎のWindows 11で見ていた記事の続きを、リビングのLinux Mintで読む」なんてことは、息をするように自然にできます。

ファイル転送の魔法「Warpinator」
これが今回の特集の目玉の一つです。Linux Mintチームが開発した「Warpinator(ワーピネーター)」というツールを使えば、同じWi-Fiに繋がっているだけで、Windows 11やスマホ(Android/iOS)と、ドラッグ&ドロップで高速にファイルを転送できます。
USBメモリを探す必要も、クラウドにアップロードしてダウンロードし直す手間もありません。驚くほど便利です。
【編集後記:今日のワンポイント】
「Cinnamon(シナモン)」って何? Linux Mintをダウンロードしようとすると、「Cinnamon Edition」という言葉が出てきます。これは画面の見た目や操作性のこと。Windows 7や10にそっくりな操作感なので、初めての方は迷わず「Cinnamon」を選ぶのがオススメです。
かなり、古いPCでCinnamonでは重い場合、軽いデスクトップに着替えることができます。(その話は追々)


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