【GeminiでDX革命】Excel・スプレッドシートが最強の分析ツールに!高額BIツールはもう不要?

「うちの会社は、顧客管理も売上データも全部Excel(スプレッドシート)なんだよな…」
「データはあるけど、どう分析したらいいか分からない」
「高価なBIツールを導入する予算はないし…」

多くの企業が抱えるこの悩み、もしかしたら今日で解決するかもしれません。

Googleの生成AI「Gemini」を使えば、毎日使っているそのGoogle スプレッドシートが、一瞬で最強のデータ分析ツールに変わるんですね。

今回は、Google、AIのエキスパートが紹介してくださっている「スプレッドシート × Gemini」の活用法の動画の内容をより理解しやすいように文字化させていただきました。

NI-Workチャンネル:https://www.youtube.com/@NI-WORK 必見です!登録をオススメします。

記事の内容

もうスキルは不要!Geminiが「データから意味」を教えてくれる

これまでは、データから意味のある洞察(インサイト)を引き出すには、関数を駆使したり、ピボットテーブルをこねくり回したりと、専門的なスキルと時間が必要でした。

しかし、Geminiの新機能の登場でその常識は覆されました。それをこの動画では、とてもわかり易く教えてくださっています。

1. 【即時分析】スプレッドシートの「サイドパネル」で瞬時に現状把握

01:50←こちらをクリックすると動画の該当部分へ飛べます

まず驚くべきは、スプレッドシートの画面から直接使える「サイドパネル」機能です。

動画では、BtoBの顧客管理データが入ったスプレッドシートを例に、Geminiに「このデータから得られるインサイトを分析してください」と一言お願いするだけ。

すると、ものの数秒でGeminiが以下のような分析と考察を、グラフ付きで提示してくれています。

  • 商談の全体状況: 全体の受注率は36%、失注率は18%など
  • 担当者別パフォーマンス: 営業担当者Cさんが最も高い実績を上げている
  • 顧客セグメント別分析: 顧客の重要度や業種、企業規模ごとの傾向

これまで担当者が時間をかけて行っていた集計やグラフ作成、そしてそこからの考察までを、Geminiが瞬時に行ってくれるのです。

まさに「データから意味を取り出す」作業を、誰でも簡単にできるようになりました。

2. 【深掘り分析】「Deep Research」で34ページの超詳細レポートを自動生成

11:58 ←こちらをクリックすると動画の該当部分へ飛べます

「もっと深く、戦略的な分析がしたい」そんな要望に応えるのが、Geminiアプリの「Deep Research」機能です。

この機能の凄いところは、スプレッドシートなどのファイルを直接添付して分析させられる点。
動画では、先ほどの顧客管理データを添付し、「添付の顧客データからインサイトを分析し、今後のアクションプランを考えてください」と指示しました。

すると、Geminiは添付ファイルだけでなく、Web上の関連情報もリサーチし、わずか10分足らずで34ページにも及ぶ超詳細な分析レポートを生成。
これには、人間が数時間、いや数日かけても難しいレベルの調査と分析が含まれています。

3. 【資料作成も自動化】Canvas連携でレポートを「一目でわかる」インフォグラフィックに!

15:51←こちらをクリックすると動画の該当部分へ飛べます

34ページのレポートを読み解くのは大変…そう思いますよね?しかし、ここでもGeminiは期待を裏切りません。

Deep Researchの分析結果を、Googleのビジュアルツール「Canvasに連携させると、長大なレポートが一目でわかるインフォグラフィック資料に自動変換されます。

  • 営業ファネルのボトルネック分析
  • 製品カテゴリーごとの動向
  • SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
  • 具体的なアクションプランの提案

など、重要なポイントが視覚的にまとめられた資料が完成。
これなら、そのまま会議で使っても遜色ないクオリティです。

賢い使い分けがカギ!「サイドパネル」と「Deep Research」

22:58←こちらをクリックすると動画の該当部分へ飛べます

では、この2つの強力な機能をどう使い分ければ良いのでしょうか?

  • サイドパネル: 手軽に・即時に情報を引き出したい時に最適。日々の進捗確認や、ちょっとした現状把握に向いています。
  • Deep Research × Canvas: 深く・網羅的な分析と、それに基づく戦略立案、そして資料化まで一気通貫で行いたい場合に絶大な効果を発揮します。

また、人気の「NotebookLM」でスプレッドシートを扱いたい場合は、一度CSV形式でダウンロードし、テキストとして貼り付けるという裏技もあります。ただし、データの更新が頻繁な場合はメンテナンスが大変なため、現時点ではDeep Researchやサイドパネルの活用がおすすめです。

まとめ:データ分析は「作る」から「聞く」時代へ

Geminiの進化により、Excelやスプレッドシートは、もはや単なる「データを入力・集計するツール」ではありません。「対話しながら、ビジネスのヒントや戦略を聞き出すパートナー」へと変わりつつあります。

高価なBIツールや専門家がいなくても、手元のデータから誰もが簡単に価値あるインサイトを引き出せる時代が、もう始まっています。

早速私もこの革命的な変化を取り入れて、大きな翼を得た気分です。

出典

https://www.youtube.com/@NI-WORK

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この記事を書いた人

情報環境コミュニケーションズ 代表
企業、団体のITコンサル、サポート、システム構築/管理、大学の招聘研究員として大規模調査の設計、集計の効率化、解析などを行っています。
最近ではAI開発環境の構築のサポートも行うようになってきました。
<著書>2008年〜2015年、テクニカルライターとして、週間アスキー、Ubuntuマガジン、Linux 100%, Mac 100%, Mr.PCなど多数のIT系雑誌に寄稿。

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