外出先や旅行先でふと気づいた時に、「あれ?iPhoneがない……」という瞬間は誰にとっても冷や汗もの。
ですが、あらかじめ準備をしておけば、いざという時に落ち着いて対処できます。
今回はiPhoneをなくす前にやっておきたい安心の設定をご紹介します。
1. 【最重要】「iPhoneを探す」をオンにする
iPhoneを探す機能は、紛失したiPhoneの場所を地図上で確認できるApple公式の機能です。

設定方法:
- 「設定」アプリを開く
- 画面上部のApple ID(自分の名前)をタップ
- 「探す」→「iPhoneを探す」を選択
- 「”探す”ネットワーク」と「最後の位置情報を送信」をオンにする
- バッテリーが切れる前に最後の位置を自動で記録してくれます。
2. iPhoneをさらに守る!「盗難デバイスの保護」
最近のiPhone(iOS 17.3以降)には、さらに安心できる新しい機能が追加されました。もし、あなたのiPhoneがいつもいる場所(ご自宅など)から離れた場所で誰かに拾われてしまっても、パスコードを知っているだけでは、大切な情報を勝手に変更できないようにする機能です。

設定の仕方
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Face IDとパスコード」(または「Touch IDとパスコード」)をタップし、パスコードを入力します。
- 画面を下にスクロールしていくと、「盗難デバイスの保護」という項目があるので、これをオン(緑色)にします。
3. iCloudの「ファミリー共有」を設定しておく
家族でiPhoneを持っているなら「ファミリー共有」を使えば、家族の他のデバイスからあなたのiPhoneの位置も確認できます。また、パスワードを忘れてしまった際に備えて復旧用連絡先として追加することもできます。

- 「設定」アプリを開く
- 画面上部の自分の名前の下にある「ファミリー」をタップ
- 家族、パートナー等を追加
- 「ファミリーへのオススメ」をタップ
- 「位置情報の共有を設定」をタップして画面の案内に沿って設定します。
- 「復旧用連絡先を追加」も併せて設定しておくと安心です。
4. 【安全確保】パスコード・Face ID/Touch IDを設定する
紛失時に悪用されないためにも、必ず画面ロックを設定しておきましょう。

・「設定」>「Face IDとパスコード」または「Touch IDとパスコード」を開きます。
・「iPhoneのロックを解除」が有効になっていることを確認します。
5. 【とても重要!】Apple IDとパスワードを控えておく
iPhoneを利用するにあたっては、Apple IDはほぼ必須となります。アプリのダウンロード、ソフトウェア・アップデートなでで必要となります。
iPhoneを紛失した際に位置を特定したり、遠隔でロック・消去したりする「探す」機能は、Apple IDに紐づいています。これがないと、もしもの時にiPhoneを探すことができません。
6. 【心強い味方】「紛失モード」の使い方を知っておく
iPhoneを失くした時には「探す」アプリを使って、対象となるiPhoneを紛失モードにします。

紛失モードを使うと:
- iPhoneをリモートでロック
- 画面に連絡先とメッセージを表示(拾った人に連絡を促せる)
- Apple Payの機能を一時停止(安心ですね)
7. 【Apple Watchユーザーなら】「iPhoneを鳴らす」機能を確認
Apple Watchを使っているなら、ペアリング中のiPhoneを音で探すことができます。

1,Apple Watchのコントロールセンター(下からスワイプ)を表示
2,iPhoneアイコンをタップ → iPhoneが近くにあれば音が鳴ります
まとめ:iPhoneをなくしても、慌てない自分になるために
iPhoneを紛失してしまうと、データやプライバシーの心配がつきまといます。
ですが、事前にしっかりと設定しておけば、被害を最小限に抑えることが可能です。
今すぐできることから始めて、安心を手に入れましょう。
参照:iPhoneユーザガイド(Apple公式)


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