最近では、ノートPCとしてもタブレットとしても利用でき、画面タッチ操作が可能な“2 in 1”と呼ばれるPCが人気となっており、製品がますます充実してきています。
カフェなど机のある場所ではノートPCとして、電車の中やリビングなどでくつろぎながら利用するときにはタブレットとして、まさに一台で2役となるPCです。軽量で持ち運びもラクラク。オフィスの外で仕事をするときや、会議で用いるPCとして便利です。しかもこれが思いのほか高性能。
外出用の「モバイル・パソコン」をこれから買うのであれば、「2 in 1 PC」という選択肢は大いにアリだと思います。
(1)分離型、回転型、それぞれの特長
2 in 1 PCには、大きく分離型、回転型があります。それぞれの特長について、見てみましょう。
分離型2 in 1 PC
分離型は、タブレット単体では薄くて軽く、携帯性に優れることがポイントです。
「軽量&コンパクト」であることに重点が置かれているので、USB端子の数が少ないなど拡張性には目をつぶる必要があります。携帯性を重視する方にオススメです。
分離型2 in 1 PC代表モデル
富士通 ARROWS Tab QH55/S
日本マイクロソフト Surface Pro 3
ASUS TransBook T100NEC LaVie Tab W
日本ヒューレット・パッカード HP Pavilion x2 10-j000
回転型2in1 PC
ディスプレイをぐるっと一回転させるとタブレットになる「回転型」。
分離型がタブレット機能をメインとしているのに対して、回転型は、機能が豊富なノートPCをタブレットとしても使えるようにしたもの、と言ってもいいでしょう。したがって分離型に比べて、重量はかさみます。
CPUにCore i5やi7などの基本スペックの高い製品もあり、キーボードの打ちやすさや拡張性も一般的なモバイルノートPCと同等に使えます。
回転型2in1 PC代表モデル
レノボ・ジャパン ThinkPad YOGA 3 Pro
Dell Inspiron13 7000シリーズ 2 in 1
(2)「複合型2 in 1 PC 」がオススメ
分離型と回転型の機能を併せ持った「複合型」2in1 PCは、本体を回転させることができ、さらに、本体とキーボードを切り離すことができるタイプです。これにより、ノートPCとしても、タブレットとしても、利用シーンに合わせて柔軟に変形させて利用できるのがポイントです。
たとえば、東芝のdynabook KIRAの場合、下の画像のように、7つのスタイルで利用できます。
東芝 dynabook KIRA L93
プライス・パフォーマンスでは、日本エイサーのAspire Switch 10もオススメです。
本来は分離型なのですが、強力なマグネットで様々な形で利用可能です。
Aspire Switch 10については、下記の記事で動画入りでご紹介しています。併せてごらんください。
(3)いざという時にメインPCの代替に
多くの方にとってモバイル・パソコンは、「サブ」のPCになると思います。メインとなるPCがオフィスにあって2台目のパソコンとして用いる場合が多いことでしょう。
サブとなるモバイル・パソコンの利用にあたって、考慮しておいた方がいいと思うことは、メインとなるPCに不具合が発生してしまった時に、代替となれるか?ということです。
Windowsアップデートのエラー、ハードディスクの不具合などで、メインのPCの具合が突然悪くなってしまうことがありますが、代替機として、業務の継続に支障がないように備えておきたいものです。
メインPC並に使うために備えておきたいもの
現行の2 in 1 PCであれば、基本性能面では問題ないと思います。
ただし、画面もキーボードも小さく、終日仕事でメインPCと同等に使うにはキビシイかもしれません。
大画面のモニター、Bluetooth対応のキーボード&マウスがあるとより快適になることでしょう。
多くの2 in 1 PCにはMicro HDMI端子がついています。大型のモニターがある場合には、対応するケーブルを購入しておくといいでしょう。大画面で快適に作業が行えます。プレゼン/講演を行う方は、プロジェクターとの接続ケーブルも持っておくといいですね。
2 in 1 PCはコンパクト&軽量化が図られていることで拡張性は乏しい機種が多いです。
タブレット本体のUSB端子が充電を兼ねていたり、合体するキーボードにもUSBポートがひとつしかなかったりします。そのため、USBポートを増設する「USBハブ」を備えておくといいでしょう。
マウス&ケーブルを利用する場合には、Bluetoothを用いるとさらに便利です。
ケーブルレスで使えますし文字入力、スクロールなど、操作性が格段に向上します。
2 in 1 PCの実力を検証
朝から終日、Desk上に据え置きのLenovo G570に代って、2 in 1 PCである ASUS TransBookで仕事をしてみました。
24インチのモニターにケーブルで接続。キーボード&マウスはBluetoothで接続して使用しました。
MS Officeの各アプリを起動したままにして、切り替えながら使用
- Exelで予算表を作成
- Wordでレポートを作成
- PowerPointで事業計画書を作成
Chromeで7つのアプリを使用しながらこの原稿を書いています。
- YouTubeでBGM
- 会計処理(経費精算)
- 見積書、請求書作成
- ToDoistでToDo管理
- Googleカレンダーでスケジュールチェック
- Googeドキュメントで原稿執筆
- Gmailでメール(タブレット本体の画面で使用)
搭載メモリー容量が2GBと少ないこともあり、多い時には使用率が95%に達することもあります。
少ないメモリーをやりくりするために、アプリケーションの切り替えに時間がかかることもあります。また、高負荷となった時に、たまにMS Officeで「応答がありません」という表示が出ることがありますが、しばらく待てば大丈夫。
10時間ほど連続して使用して、ハング/フリーズなどのトラブルもなく、業務で十分に使うことができています。
すぐに業務でお使いいただけるようにしてお届けします
私たち、情報環境コミュニケーションズでは、オフィス環境、ワークスタイルに合わせ、プライス・パフォーマンスの高いパソコンを厳選してお届けしています。
特に、ご要望に応じて、すぐに仕事でお使いいただける状態にして、お届けさせていただくサービスがご好評をいただいています。
- システムアップデートを行いシステムを最新の状態にしてお届けします。(約3時間かけてセットアップ作業を行います)
- ウィルスなどセキュリティ対策ソフトのインストール&設定
- システムパフォーマンスを低下させる、不要なプリインストール・アプリの削除(ご要望に応じて)
さらに、納品時に、インターネット、プリンターなどの接続設定も行わせていただき、すぐにお仕事に取り掛かっていただけるようにいたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
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電話:048-826-5023 (平日10:00~19:00)