Windowsでは、トラブルに備え、トラブルに対応するために用意された方法がいくつもあって混乱してしまいます。
#Macならば、とってもシンプルなんですけどね。。。
バックアップする方法としては、「ファイル履歴を使用してバックアップ」する方法だけでなく、「バックアップと復元(Windows 7)」や「システムイメージの作成」などがあったりします。
パソコンを元に戻す方法にも、「回復」、「復元」、「リフレッシュ」、「イメージからの復元」など色々あって、ワケがわかりません。
・・・ということで、今一度、トラブルに備え、トラブル発生時にシステムを復旧させる方法について、整理しておきたいと思います。
それでは、詳しい手順を見ていきましょう。
Windowsは、改善を図り、進歩させるため、一方で、セキュリティ上の問題などで、システムの欠陥を繕うために、システムアップデートが実施されます。残念ながら、アップデートプログラムがいつも完全とは限らず、一部でトラブルが起きてしまっています。
自分のPCがその”一部”に該当してしまった時に備えて、ぜひ、バックアップを行っておいていただければと思います。
Windowsのトラブルに備える
PCにトラブルが生じてしまったときに備えて、準備しておけることとして、次の5つがあるかと思います。
1、「インストールメディア」を作成しておく
2、「復元ポイント」を作成しておく
3、「回復ドライブ」または「システム修復ディスク」を作成しておく。
4、「システムイメージ」で丸ごとバックアップ
5、「ファイル履歴」で最新のデータをバックアップ
症状/深刻度に応じた対応
パソコンが不安定、動作が重い、正常に起動しない、というような不具合が発生した時に、どのような対応が行えるかを、下記の通りまとめてみました。
1,Windowsアップデートに問題がないかチェック
突然、パソコンの調子が悪くなった、という場合、まずはWindows Updateの状況について確認をしてみるといいでしょう。
- Windows 10の挙動がおかしい時、まずはWindowsアップデートのチェックを
- パソコンが重い!遅い!動かない!大きな原因のひとつ、Windows Updateのトラブルに対処する(Windows 10編)
2,「復元ポイント」からの「復元」
最近、システムアップデートを行ってから調子が悪い、アプリ、ドライバーを追加してから動作が不安定になってしまった時など、まずは試してみたい方法です。
3,保存済みの「システムイメージ」を使って保存時の状態に復旧させる
PCがうまく起動できない場合、あらかじめ不測の事態に備えて作成しておいた「回復ドライブ」または「システム修復ディスク」でパソコンを起動させます。
「システムイメージバックアップ」を取っていた時点の状態に戻す方法です。
4、「ファイル履歴」で個人のファイル/コンテンツを復旧
「システムイメージバックアップ」でシステムを復旧させて、さらには個人のファイル/コンテンツを復旧させます。
5,「回復」でPC/タブレットを初期状態に戻す
パソコンの起動/ログインまではできるが、動作が不安定で、システムをまっさらにした時。
ソフトウェアの多くは再インストールが必要となりますが、個人のファイル/コンテンツを残すことも可能です。
6,Windows 10を最新版にアップグレード
Windows 10を最新版に”上書き”してアップグレードすることで、システムをリフレッシュしてしまう方法です。
7、Windows 10の再インストールをUSBメモリ/DVDディスクから行う
最後の手段。PCが起動しない場合の対応の2つ目として、Windows 10をまっさらな状態でクリーンインストール。
オススメは?!
以上、Windows 10ではシステムの回復/復旧の方法がいくつもあります。症状に合わせていくつもの選択肢があると言えば聞こえはいいですが、実際には昔ながらの方法が残っていたり、新しい方法故に中途半端だったりします。
弊社としてのオススメは、、、
パソコンが故障したらすぐに復旧できる備えを。ディスクを丸ごとバックアップした上で、大切なデータは自動でマメにバックアップしていただくことです。
不測の事態に備えて、ぜひバックアップしていただければと思います。