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空き容量が少ないPC/タブレットをWindows 10の最新バージョン(バージョン1703)へアップグレード

空き容量が少ないPC/タブレットをWindows 10の最新バージョン(バージョン1703)へアップグレード

iPhone/iPad、Androidスマホ/タブレットのシステムアップデートに比べると、Windowsタブレットの最新バージョン(現時点では”1703”)へのアップデートは大規模でかなりの時間を要します。

Windows 10でのシステム・ストレージは、最低で32GBはないと実用的ではありません。WindowsタブレットやMini PCではeMMCを内蔵ストレージとして搭載している場合が多いものですが、低価格帯の32GBの場合、使い込んでいると空き容量が少なくなっており、通常の手順ではアップグレードに失敗します。

今回は、内蔵ストレージが32GBしかないタブレット/Mini PC(Windows 10バージョン 1511 / 1607)を何とかCreators Update(バージョン1703)にアップグレードする手順について見てまいります。

内蔵ストレージ32GBのWindowsタブレットの1703アップグレードは大変

ガジェット好きのマニアならばともかく、忙しいビジネス・パーソンは機器のメンテナンスには多くの時間を割けません。一般の方がいろんな意味でストレスなくWindowsタブレットを利用するには、内蔵ストレージは128GBは欲しいところです。

実際、ストレージが128GBあるSurface 3は、普通のノートPCと同様に、こちらの記事と同じ手順ですんなりとアップグレードができました。それでも約60分程はかかりましたが。。。

一方で、内臓ストレージが32GBしかないタブレット、mini PC、スティックPCで、「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」に表示される、「Windows 10 Creators Updateをお使いいただけます。」という文言を真に受けてしまうと、大いなる時間を浪費してしまうことになります。

更新アシスタントを起動すると、「インストール要件」のチェックが行われ、空き容量など、全ての項目で「問題なし」と判定されます。

数秒のカウントダウンの後、更新プログラムのダウンロードが行われます。

ここまで、かなりの時間がかかるのですが、、、

このようにコケます。

例え”Microsoft サポートにお問合せ”したとしても、恐らく回答は得られない事でしょう。何が起きたのか、なぜ失敗してしまうのか、、、?

記載されているエラーコードをGoogleで調べてようやくわかることとなります。

「0xc190020e」は、”インストールするために十分な空き容量がない”ということを意味しています。

32GBの内蔵ストレージで頑張って、容量を増やそうとしてもそれは虚しい作業となってしまいます。

実は1703へ”更新ツール”を用いてアップグレードする際には前のバージョンに戻れるように、「Windows.old」というフォルダーに以前のバージョンが保管され、大量の領域を消費します。

これにより、Windows 10 Creators Update(バージョン1703)へのアップグレードには、実質的には20GBに至るほどの空き容量が必要となります。

32GBのタブレットでの”1703アップグレード”手順

そこで、こちらのページの「Windows 10ダウンロードページからWindows 10の”メディアクリエーションツール”をダウンロードしてアップグレード」する方法の応用でアップグレードしてみます。

用意するもの

  • 8GB以上の空き容量があるMicroSD、または接続できるならUSBメモリー。

Windows 10 ダウンロードページで、中ほどにある「ツールを今すぐダウンロードをクリック。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

「MediaCreationTool.exe」がダウンロードされたら起動させます。

「実行する操作を選んでください」画面では、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択。

「使用するメディアを選んでください」画面では「ISOファイル」を選びます。

「次へ」をクリックして、保存先をMicroSDカードやUSBメモリーにします。

「ISOファイルをDVDにコピーしてください」という画面になりますが、DVDディスクに焼く必要はありません。

#外付けのDVDドライブを接続すれば、「DVD書き込み用ドライブを開く」ことでDVDディスクの作成も可能ですが、、、

ISOファイルの保存先が選ばれている状態で「完了(F)」をタップ。

ISOファイルをマウント

エクスプローラーでISOファイルの保存先を開いて、保存されたISOファイル上をダブルタップします。

するとISOファイルが仮想のDVDドライブとして”マウント”されます。

#うまく行かなかったらISOファイル上で長押し>メニュー一覧から「マウント」を選びます。

仮想DVDドライブの中を開いて「setup」をダブルタップします。

インストーラーが起動します。

あとは画面の案内に従い、再起動が自動で行われた後、更新作業の第二段階が行われます。

ログイン後、最終の設定を行えば完了です。

「設定」>「ホーム」>「バージョン情報」で、”バージョン”が1703になっていれば成功です。

動作に問題なければ「ディスクのクリーンアップ」を

バージョン1703へのアップグレード作業が行われる際には、前述の通り、古いWindows 10のバージョンに戻すことができるように大量の領域を消費します。

1703で動作的に問題がなければ、「ディスクのクリーンアップ」で空き容量を確保しましょう。

 

#ディスク・クリーンアップの詳しい手順はこちらをご参照ください。

ディスククリーンアップを行うと、以前のバージョンには戻れなくなりますので、くれぐれも動作に問題がないことを確認してから行うようにします。

はい、かなりスッキリしました。

最後に

今回は、Windowsタブレットを2台、TV Boxと呼ばれるmini PC、ドスパラのスティックPC、計4機種をWindows 10 Creators Update(バージョン1703)へアップグレード してみました。

どれもシステム用のストレージが32GBのeMMCです。

非力なCPUによるアップグレード作業は、Intel core i3プロセッサーのノートPCと比較しても、かなりの時間を要します。無線LAN~インターネット・プロバイダーの状況、サーバーの混雑状況にもよりますが、最低でも3時間、他の作業をやりながらだと、丸1日かかってしまうことになります。

これほどまでに長い時間を要するメジャーアップデート(本稿では敢えてアップグレードと呼んでいます)を行っている間、そのデバイスは、ほぼ使い物にはなりません。

iPad, Androidタブレットに比べると、とんでもなく時間がかかります。

ガジェットをいじくる事が趣味ならばともかく、忙しいビジネスパーソンには苦痛でしかありません。

ノートPCと同程度に(それでも問題は多いですが)、メンテナンスを可能とするには、内蔵ストレージの容量は128GBはないと、やはりツラいですね。

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