Windowsアップデートに失敗してしまう時の対応方法

例年、私は春が憂鬱です。花粉症なんです。
薬で押さえてはいるのですが、気分は晴れません。

期を同じくして、3月に入ると、お客さまからPCの不調に関する訴えが連日のように。

スタートメニューが表示されない、ファイル・エクスプローラが表示されない状態のものから、Webブラウザーが起動しない、Windowsの復元、回復も不可能な深刻な状況まで、様々な状況にありました。

どうやらWindowsアップデートでトラブルが発生したことが原因のように思えています。

本来、月に一度、第二火曜日(日本は時差により翌日水曜日)にWindowsのセキュリティ更新やバグ修正がまとめて配信されていますが、緊急の場合には即座に配信されることもあります。

Windows Updateが裏で動いている時に、アップデート作業を一通り終えて、再起動を待っている時などに、PCが不安定な動きをする事がありますが、このときに電源ボタンを長押しするなどして強制終了してしまったりすると、厄介な事になってしまうことがあります。

なお、以前、「Windows 10の挙動がおかしい時、まずはWindowsアップデートのチェックを」という記事を書いていますが、今回の記事は、Windows Updateに失敗してしまう際の対応方法についての内容となります。

この記事の内容

PCが不安定なときには、まずはWindows Updateの状況をチェック

・・・していただければと思います。

「スタートメニュー」>「設定」>「更新とセキュリティ」にある「Windows Update」です。

この中の「詳細オプション」をクリック、さらに「更新履歴を表示する」で、インストールのエラーがないかどうかをチェックします。

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上の画像のように「インストールに失敗しました」という表記が出る事があります。

Microsoft社のサーバーにアクセスが集中してしまっているとき、ネットワークが不安定なとき、などに起こります。

何度か手動でアップデートを行うことでうまく行けばいいのですが、まれに下の画像のように、「再試行」ボタンが表示され、何度アップデートを試みても、失敗して下の画像に戻ってしまうことがあります。

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Windows Updateがうまく行かないとき

そんな時には画面中に表示されている「セキュリティ更新プログラム」の記号/番号を控えておきます。

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使用中のPCのWindowsをチェック

事前準備として、使用中のPCのWindowsが32bit版か64bit版かをチェックしておく必要があります。

2016-03-12_070157スタートメニュー・アイコン上で右クリック。

「システム」を選びます。

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「システムの種類:」欄で32ビットか64ビットかを判別できます。

Windows Update カタログにアクセス

この場合、必ずInternet Explorerである必要があります。
Windows10の場合、デスクトップ画面左下の検索窓で(Cortina)で「Internet」あるいは「Internet Explorer」と検索すれば表示され、起動できます。

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Internet Explorerを開いて、「Windows Update カタログ」で検索。

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「microsoft.com」というドメインが含まれているアドレスを選びます。

アクセスすると、Internet Exporerの画面下に説明が表示されるので「インストール」ボタンをクリック。

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Microsoft Update カタログページ内に検索窓が表示されます。

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先ほど控えておいた「セキュリティ更新プログラム」の記号/記号を入力して検索します。

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この場合、結果表示として3つが表示されました。

この例の場合でみてみましょう。

  • 1番上は「Technical Preview」版向けのものです。
  • 「for x64-Based Systems」と表記されている3番目のものが、64bit版用となります。
  • 残りの2番目のものが、32bit版用となります。

自分のPCに適切なものを選んで「追加」をクリック。

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「ダウンロード」ボタンをクリック。

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「参照…」ボタンをクリックして、ダウンロード先を指定します。

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指定したフォルダー内に、更新プログラムがダウンロード/保存されます。
ダウンロードが終了したら、保存先を開きます。

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保存された更新プログラムをダブルクリックして起動します。

「Windows Update スタンドアロン インストーラ」が起動するので「はい(Y)」をクリックしてインストールを進めます。

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場合によっては、再起動を求められる場合もあります。

画面の案内に従います。

Windows Updateがうまくいかない場合には、以上のようにして、手動でアップデートすることも可能ということでした。

Windows 10のトラブルに備える

今回のお客様の一連のトラブルにおいて、PCを初期状態に戻さなければならないほど深刻なものが数件ありました。

Windows 10のトラブルに備えるために事前準備として次の5つが考えられます。

  1. 「インストールメディア」を作成しておく
  2. 「復元ポイント」を作成しておく
  3. 「回復ドライブ」または「システム修復ディスク」を作成しておく
  4. 「システムイメージ」で丸ごとバックアップ
  5. 「ファイル履歴」で最新のデータをバックアップ

どのようにしてトラブルに備えておけばいいか、トラブルが発生したらどうしたらいいかを、こちらの記事にまとめています。併せてご参照ください。

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