情報環境コミュニケーションズ

埼玉県さいたま市で士業を中心にIT関連全般のサポートを行っています。

突然パソコンの電源が落ちるvol.2:今度はハードディスクの異常と熱?

突然パソコンの電源が落ちるvol.2:今度はハードディスクの異常と熱?

使用中に突然電源が落ちるトラブル対応。原因はメモリーでした。」という記事を以前書きましたが、今回持ち込まれたトラブルも、ノートPCを使用中に突然電源が落ちてしまうという症状。

結果からすると、ハードディスクの異常によるよるものと思われるものでした。

パソコンの電源が突然落ちるトラブルの原因として考えられるのは、1,高熱による障害、2,電源が不安定、3,メモリー(前回)、そして4,ハードディスクの異常となろうかと思います。

ノートパソコンの場合、バッテリーに異常がない限り「2,電源が不安定」ということは考えにくいので、その他の原因を探ってみました。

機種はAcer Aspire 5741。2010年7月に発売されたモデルで購入から5年近く経っているものです。

早速、ハードディスクの稼働状況(問題)を一覧で表示し、ハードディスクの状況を常時監視することもできる「CrystalDiskInfo」というソフトをダウンロード&インストールし起動。

「CrystalDiskInfo」のダウンロードはこちらをクリック

早速、「健康状態」と記された部分に「異常」という表示が。(^_^;;

CrystalDiskinfo
今回の場合、ただ1点、「代替処理済のセクタ数」に異常が認識されています。
また「温度」が54℃と高いものとなっています。

ハードディスクの動作保証温度は、一般的には0~55度の範囲と言われています。今回の測定ではギリギリとなりますが、もしかすると、使用状況によっては、それ以上になるかも知れません。

2,代替処理済のセクタ数の異常とは?

「代替処理済のセクタ数」に異常をきたしているということは、ディスクの一部の領域が物理的に損傷を起こしている事を示します。

専門用語となりますが、「不良セクタ」とは、ハードディスクの記録面の一部の磁力が劣化してしまっている部分があり、その不良部分については、データの読み/書きができない状況にあることを意味します。

しかし、少しぐらいの「不良セクタ」があってもトラブルがさほど起きることなくハードディスクは稼働し続けることができます。人間の細胞の一部が死んでもヒトは生きていけるのと同じようなものでしょうか。

このように、ハードディスクに不良セクタが発生した場合、その代替として、正常なセクタを割り当てる「代替処理」が行われます。

状況/程度にもよりますが、この「代替処理」によってハードディスクの速度が低下します。軽度の内は気づかなくても、ひどくなるとパソコンの動きが重いと感じるようになったり、処理が追いつかず、今回のトラブルのように、突然電源が落ちてしまうという現象になるのかと思われます。

表示にある通り、搭載されているハードディスクは、TOSHIBA MK6465GSX 640GB 2.5インチのモデル。2009年9月にリリースされているものです。
ハードディスクの寿命はメーカーによれば3~5年とも言われています。

使い方によっては1年も持たないハードディスクがある一方で(もちろん初期不良もあります)、10年以上稼働し続けるものもあります。いずれにしてもハードディスクは消耗品であるということを念頭に置いておいた方がいいと思います。

#その昔、私の師匠が、「ハードディスクはナマモノ」とよく言っておりました。

こちらの記事の「4,ディスクのエラーチェックと修復」も試してみましたが、エラーは検出されるものの、修復に失敗します。

購入してから5年目を迎えるパソコンということで、そろそろハードディスクの寿命なのかも知れません。

念のため、すでに保証期間外ということもあり、所有者の承諾を得て裏蓋を開けて点検をすることに。

メモリーは4GBのものが1本。これからすると前回のようなメモリーのトラブルでは無さそうです。

念のため前回同様、メモリー診断を

OSはWindows 8.1なので、「コントロールパネル>管理ツール>Windowsメモリ診断」を実行。

このテストでは異常は見受けられませんでした。

3,2つめの問題:「熱」

もう一つ、気になったのがノートパソコンを開いた状態で、この機種の左上にある電源ボタンの周りが白く粉を吹いたような状況だったことです。

所有者に使用状況を確認すると、弊社でお勧めした大画面モニターを接続し、ノートPCはいつも閉じた状態で使用していたそうで、ノートPCの上には書類が置かれていたそうです。

これにより排熱処理がうまくできず、狭いノートPCの筐体内に熱が篭っていたようです。

この状態では、ハードディスクのみならず、心臓部のCPU、その他のあらゆる部品に影響が及びます。

今後は、稼働時には、蓋を開けてご利用いただくようにお願いしました。

念のため、キーボードを外してCPUのファンを見てみると、少しですが、ホコリがたまっていました。
このホコリによりCPUが熱暴走を起こし、突然、電源が落ちる原因になることも考えれます。カメラ用のブロワーを使って、ホコリを吹き飛ばしました。

4,対応としては。。。

  1. 念には念を入れて、外付けのハードディスクに、重要データのバックアップを行っておきます。
  2. Acerの場合、「Acer eRecovery Management」というリカバリーツールがあるので、リカバリー用のDVDディスクを作成しておきます。
  3. ノートパソコン本体の裏蓋を外して、故障したハードディスクを取り出し、新たに用意したハードディスクに付け替えます。(この機種はプラスドライバでネジを外せば簡単にハードディスクの交換ができます。)
  4. 「2,」で作成しておいたリカバリー用のDVDディスクを用いて、まっさらなハードディスクに再インストールを行います。

作業はこれからとなりますが、以上のような手順となるものと思われます。

恐らく、丸一日を要する作業となりそうです。(^_^;;

関連記事

スポンサードリンク

« »