Macには標準でバックアップソフトである「Time Machine」が搭載されています。使い方はとても簡単。万一のトラブルに備えてぜひバックアップを!
復旧方法も合わせてご紹介します。
(1)準備しておくもの
- 外付けハードディスク(USB接続)
- Mac OSの起動USBメモリー(復旧の際に必要)
1,外付けハードディスク
バックアップ用に外付けのハードディスクを用意します。
まだお持ちでなくて、古いPCなどから取り出したハードディスク(SATAタイプ)が余っているならば、ハードディスクをカートリッジのようにして接続できるドック式のスタンドが便利です。
ノートPCの2.5インチ、デスクトップPCの3.5インチのハードディスクの両方に対応しているものがオススメです。
Amazonで3,000円ほどで購入できます。
私のMac Book Air 13に搭載のストレージは128GB。古いパソコンから取り出した180GBのハードディスクを専用のバックアップディスクとして用いています。
2,Mac OSの起動USBメモリー
復旧の際に必要となります。下記の記事の手順で作成しておきます。
(2)Macのデータをバックアップ
外付けのハードディスクをMacに接続しておきます。
Finderで「アプリケーション」>「Time Machine.app」をダブルクリックして起動します。
外付けハードディスクを自動的に認識するので「バックアップディスクとして使用」をクリックします。
自動でバックアップが開始します。
なお、Time Machineの画面表示にある通り、過去24時間の1時間ごと、過去1ヶ月の1日ごと、過去のすべての月の1周間ごとのバックアップが行われます。
ディスクが一杯になると、古いバックアップから削除されていくので、過去に遡ってデーターを復旧させることができるようにしたい場合、大容量のディスクを用意しておくといいでしょう。
「オプション」ボタンをクリックすると、「バックアップ完了後の予測サイズ」を確認することができます。
初回は、1時間ほどかかりました。
バックアップ処理が完了すると、通知されます。
処理が完了すると、Time Machineには、バックアップストレージの空き状況、バックアップした日時、次回のバックアップ予定日時が表示されます。
「Time Machineをメニューバーに表示」にチェックを入れておくと、プルダウンで「今すぐバックアップを作成」させることもできます。
Macbook Airの場合、普段は外付けハードディスクに接続して使用することはありません。
しかし、Time Machineを「入」にしておいて、思い出した時にでもハードディスクに接続すれば、すぐにバックアップ作業を行ってくれるのでとても楽です。
(3)Time Machineでのシステムの復旧
いったんMacのシステムを終了させます。
バックアップデータが入っている外付けドライブをMacに接続。
下記の手順で作成しておいたUSBメモリーをMacに挿して、電源を投入。
この時、「option」(Alt)キーを押し続けます。
これにより、どのドライブからシステムを起動させるかを選ぶことができます。
キーボードの「→」キーで、Mac OSの起動用のUSBメモリーを選びます。
「Enter」キーで起動します。
しばらくすると「OS Xユーティリティ」画面が出るので、「Time Machineバックアップから復元」をクリックします。
あとは、画面の案内に従っていけば、過去の時点のMacの状態に戻ることができます。