Mac上の仮想マシン(Virtualbox)で、壊れたPCに貼ってあるプロダクトキーでWindows 10をアクティベーションしてみる

Windows 10 Insider Preview (Build 10565)で、「PCに貼ってあるプロダクトキーでWindows 10をクリーンインストールできる」・・・ということで、無料で使える仮想化ソフト「VirtualBox」を使って、Mac上でWindows 10を動かしてみました。

この記事の内容

VirtualBoxでできること

Windows, Mac, Linux上で、他のOSを動かすことができます。

今回は、Mac OS X El Capitan上で、Windows 10を動かしてみます。

スクリーンショット 2015-10-18 16.28.58

Windows 10 Inside Preview ISOファイルの入手

次のページでISOファイル各国語版の入手が可能です。日本語版もあります。

Macのメモリー搭載量が少ない場合、システム要件として最低必要メモリーが1GBとなる「32bit版」がおススメです。

このWindows 10 Inside Previewを使用するには、Windows 7/8/8.1、またはWindows 10のプロダクトキーが必要です。

今回は、2011年製のノートPCで、壊れてしまって使えなくなってしまったASUS U31Fのプロダクトキーを使ってインストールできるかを試してみます。

#このような使い方は、ライセンスとしてはグレーですが。。。Microsoft社に問い合わせしてみる予定です。)

VirtualBoxのダウンロード&インストール

下記サイトから、各OS版をダウンロードできます。

スクリーンショット 2015-10-18 13.09.14

ダウンロードした「.dmg」ファイルを開いて、「VirtualBox.pkg」をダブルクリックしてインストールを行います。

新しい仮想マシンの作成

VirtualBoxを起動させると、「Oracle VM VirtualBox マネージャー」が開きます。

まずは、「新規(N)」をクリックして、新しい仮想PCを作成します。

NewVirtualbox

「Windows 10……」など、分かりやすい名前を入力します。「タイプ(T)」は「Miocrosoft Windows」に、「バージョン(V)」はインストールするWindowsに合わせて32bitか、64bitを選びます。

スクリーンショット 2015-10-18 13.15.35

メモリーサイズを指定します。Macのメモリー搭載量が4GBの場合、2GB=2048MBを割り当てると、ツラいかも知れません。その場合、割り当てを1.5GB程度にしておくと、いいと思います。

スクリーンショット 2015-10-18 13.16.05

仮想ハードディスクの作成です。Mac上でWindows 10を動かすならば、「仮想ハードディスクを作成する(C)」にマークが入った状態で「作成」をクリック。

スクリーンショット 2015-10-18 13.18.14

「VDI」が無難です。

スクリーンショット 2015-10-18 13.18.27

「可変サイズ」にしておくのがおススメです。

スクリーンショット 2015-10-18 13.18.33

「可変サイズ」にしておくことで、使った分だけ実際のディスク領域を消費します。

この最大値を指定します。

スクリーンショット 2015-10-18 13.19.15

さらに細かく設定していきます。「設定(S)」をクリック。

VirtualBoxConf

表れた画面で「プロセッサ(P)」で、プロセッサー数を指定します。

スクリーンショット 2015-10-18 13.20.15

「ディスプレイ」では、ビデオメモリーの量の変更を。最大値のい256MBがおススメです。

スクリーンショット 2015-10-18 13.20.38

「アクセラレーション」の「2D」、「3D」は両者にチェックを。

仮想の光学ドライブを指定します。

Windows 10 Insider Preview ISOダウンロードページからダウンロードしておいたISOファイルをそのまま”仮想の光学ドライブ”として使用します。

「ストレージ」の設定の「ストレージツリー(S)」で、光学ディスクのアイコンを選択。

スクリーンショット 2015-10-18 14.12.47

「属性」>「光学ドライブ(D)」で、高額ディスクアイコンをクリックして「仮想高額ディスクファイルを選択…」を選び、ダウンロードしておいたWindows 10のインストール用ISOファイルを読み込みます。

以上で準備完了です。

仮想マシンの起動~ゲストOSのインストール

仮想マシンのリストから、「Windows 10」の仮想マシンを選択した状態で、「起動(T)」をクリックします。

スクリーンショット 2015-10-18 18.53.34

しばらくすると、Windowsのインストール画面が現れるので、画面の案内に従ってインストールを進めます。

仮想化ソフトでは、大元のOSを「ホストOS」、その上で仮想マシンとして動かすOSを「ゲストOS」と呼びます。

スクリーンショット 2015-10-18 14.17.53

この場合、Macが「ホストOS」で、その上で動くWindowが「ゲストOS」となります。

インストールの始めに、Windowsのライセンス認証を求められます。

2015-10-17_123345

今回は、壊れてしまったノートPCの裏面に貼ってあるシールに記載されている「Product key」(25桁の英文字/数字)を使ってインストールを試みてみたところ、認証は通りました。

IMG_7960

#繰り返しますが、このような使い方は、ライセンスとしては認められないものと思われます。マイクロソフト社に確認してみる予定です。

インストールが終わって、Windows 10がMac上の仮想マシンで動いています。

スクリーンショット 2015-10-18 16.02.44

しかし、このままでは画面領域も狭く、マウスの使い勝手が悪い状態です。

「Guest Additions」を追加することで、使い勝手も仮想マシンのレスポンスも大幅に向上します。

Guest Additionsの追加

VirtualBox VMのプルダウンメニューから「Devices」>「Insert Guest Additions CD image…」を選びます。

GuestAdditions

自動的にインストーラーが起動します。

もしも、自動で起動しない場合、仮想PC内のWindows 10のファイルエクスプローラを開き、「PC」を開いて、CDドライブのアイコンをダブルクリックして起動させます。

全画面_2015_10_18_16_18

スクリーンショット 2015-10-18 16.20.24

「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」という表示が出たら、「インストール」します。

スクリーンショット 2015-10-18 16.21.10

インストールが終わったら、「Finish」をクリック。

スクリーンショット 2015-10-18 16.22.57

ゲストOSがいったん再起動されます。

Guest Additionsを追加したことで、画面サイズを自由に変更できますし、フル画面モードにすることもできます。

スクリーンショット 2015-10-18 16.28.58

また、マウスの使い勝手も大きく向上します。

Windowsライセンス認証について確認してみると、正常に認証されています。

Windows10_32bit_Build10565__Running__と_Oracle_VM_VirtualBox_マネージャー

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の内容