かなりのコスパ!中国製Windows 10 & Androidデュアルブート・タブレット

夏も終わりのころ、大規模な会議があって、隣り合わせになった女性が、 タブレットに Bluetoothのキーボードでガチガチと文字を打ち込んでいる。かなりのスピート。横目で見ると、Androidの画面。
私の愛用のAndroidタブレットはNexus 7の2012年モデル。Android 5、5.1にバージョンアップしてしまった事で動作がもっさり。

それに比べると、何というレスポンス!
3年はひと昔。パソコンの進化のスピードがユックリになったのに比べて、タブレット/スマートフォンの進化は著しいものがありますね。

ネットで調べてみると中国製のタブレットが意外と高い評価で、「Chuwi Hi8」というお買い得感満載の、AndroidとWindows 10とのデュアルブートのタブレットを試しに購入してみてから2か月ほど。。。

この記事の内容

アマゾンで購入

これまで、何度も中国から輸入購入した経験があるのですが、到着まで1ヶ月近くもかかってしまった事があったりしたので、多少高くてもすぐに届くアマゾンで、当時15,000円ほどで購入。注文して翌日到着しました。

#後から知ったのですが、中国製タブレットなどを豊富に取り扱っている「赤札天国」というネットショップも、何だか魅力を感じています。

2か月ほど使用した印象

5年程前に秋葉原で中国製のタブレットを購入したことがあるのですが、当時のものは、実用には程遠く、低品質なものでした。しかし、今回購入したChuwi Hi8は、十分に満足できる性能を発揮してくれています。

#なお、11月23日より出荷予定となっている後継「Chuwi Hi8 Pro」はさらに満足度の高そうなスペックです。これから買うなら、「Pro」がおススメとなりそうです。

以下、「Chuwi Hi8」での使用感のレポートとなります。

まずはWindows 10から。

メモリーは2GB、OSは、Windows 10 Homeの32ビット版

 

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ストレージ容量は、トータルで32GB(eMMC)。Windows 10に割り当てられているのは19GB。

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Google Chromeをインストールすれば、他のPCで利用中のアプリが自動的に追加され、自分にとってはそれだけでほぼ十分。10.1インチ未満のデバイスであれば無料で利用可能なOffice Mobileも最初から入っており、テキストエディタ、リモートアクセスのTeamViewerを追加。

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ひと通り、自分にとって必要なアプリを追加して、残りの容量は5GB近くといったところ。

 

タブレットで作成したファイルは、内蔵ストレージには保存せず、マイクロSDスロットに装着した32GBのマイクロSDカードで全て管理することに。

OneDrive, Dropboxを「タブレットでDropbox / OneDriveをMicro SDカードで管理する」方法を用いて管理。

これにより、タブレットで作成したファイルは、クラウドで共有。下書きのメモ/文書なども帰社後/帰宅後にデスクトップのPCで編集が可能に。

スクリーンは1920 x 1200という高解像度

この「Chuwi Hi8」、8インチの画面ですが、その解像度は1920 x 1200という高解像度。

 

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「設定」>「システム」>「ディスプレイ」を開いてみると、「200%(推奨)」表示設定となっています。

8インチという小さい画面上で指でタッチ操作をするために200%表示となっているわけです。

これを100%表示にしてみると、下の画像のように、とても大きなデスクトップ領域が確保できます。

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残念なことに、この「Chuwi Hi8」には外部モニターとの接続端子がありません。

近々リリースされる「Pro」版であれば、Micro HDMI端子が搭載されるようなので、大画面モニターに接続して使用することができるわけです。(これはとても魅力的!)

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Bluetoothは4.0。愛用の折り畳み式キーボードとの組み合わせで、外出先ではこれだけでも十分に仕事になっています。

Androidとの切り替え

 

Androidに切り替えるには、デスクトップ上のアイコン「DualOSSwitcher」をタップ。

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「Going to switch to android OS.」と出たら「OK」をタップします。

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Androidのバージョンは4.4ではありますが、とても軽快に動作します。

Androidに割り当てられた容量は6.78GB。2か月ほど使用して空き容量は3.14GB残っている状況です。

Android側でもMS Office Mobileは10.1インチ未満ということで無料で利用可能です。

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Bluetoothは、Android側でももちろん利用可能。文字入力は「Google日本語入力」を利用し、キーボードでの文字入力も快適です。

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Windows 10への切り替えは、画面上部のメニューをプルダウンさせて「OS SWITCH」をタップすることで行えます。

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アレな点

・搭載するバッテリーは5000mAh。外出時に原稿書きなどで連続使用では3時間程度しかもちません。

#充電端子はマイクロUSBなので、モバイルバッテリーからの給電/充電は可能です。

・充/給電中にオレンジのLEDが点灯/点滅するのですが、かなりウザいです(^_^;;。

・写真で見るとわかりにくいのですが、ボディはプラスチック。驚くほど軽量に感じますが、チープに感じられます。

#専用のケースを用いているのでチープ感については気になりません。

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・音、カメラの画質については、あまり期待しないほうがいいと思います。

10.1インチ未満はお得

2014年、Microsoftは、Internet Explorerの標準検索エンジンがBingに設定されている「Windows 8.1 with Bing」をOEMメーカーに低価格で提供。遅れをとったタブレットマーケットのシェア奪取を目指してか、さらにはChromebookの躍進を抑えることもあってか、一定の要件を満たせばライセンス料が無料で搭載できるようにしています。

このようなプログラムはWindows 10でも継続しており、タブレット、スティックPCなどでOSのライセンス料が無料であることで、販売価格が低減され、iPad、Androidと十分に渡り合えるほどの価格競争力を有するようになっているんですね。
さらには今回の「Chuwi Hi8」のように、10.1インチ未満のタブレットの場合、Office Mobileも、Office 365のライセンスが無くても、無料で利用できるようになっており、かなりのオトク感があります。

iPhone 6 Plusを利用するようになって以来、7インチのタブレット Nexus 7の出番がめっきり減ってしまったのですが、8インチのタブレットは、私にとって、片手の5本の指で握ることができるギリギリのサイズであり、使い勝手がいいサイズだというのが、この2か月間での印象。ノートPC、スマホと一緒に持ち歩くにも、「棲み分け」という点では最適なサイズに思えます。

これでSimフリーでLTEでの通信が可能だったら大満足なのですが、それは多くを求めすぎですよね。。。

「Pro」版はさらに期待

Chuwiのホームページを見てみると、「Pro」版は、私が購入した「Chuwi Hi8」に比べて進化しています。

  • さらに高性能なCherry Trail Z8300を搭載。
  • マイクロHDMIを搭載し、外部モニター/プロジェクターへのケーブル接続が可能。
  • USB Type-Cを搭載
  • 128GBまでのMicroSDカードに対応

#搭載バッテリーの容量が、5000mAhから4000mAhに減少している点は、気になる所です。

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