OneDrive は、Microsoftが提供するオンライン ストレージで、Windows 10には標準で搭載されています。
Dropbox, Googleドライブなど、数々のオンライン・ストレージがありますがOneDriveは、他のサービスと比較してトラブルが多く、信頼性に欠ける状態が続いています。私自身、OneDriveの動作については100%信じないことにしており、あくまでのサブのストレージとして利用し、重要な業務では使用しないようにしている・・・というのが実の所です。
Windows 10自体、原則毎月第二水曜日(日本時間)に配信されるWindows Updateで毎回トラブルを発生させている通り、とても信頼性に欠けるOSとなっています。OneDriveもリリース以来、いくつもの問題を抱えています。この特集では、どのような時にトラブルが起き、どのようにしてトラブルを回避していくかを織り交ぜながら、活用法について見て行きたいと思います。
OneDriveを使うメリット
「OneDrive」、文字通り、何でもかんでも”ひとつのドライブ”に置いておくことで、ネットにつながれば、いつでも、どこからでも、PC、スマホ、タブレットからファイルを取り出したり、見たり、修正することができます。
以前は一つのアカウントで、標準で15GBという大容量を無料で利用できるというメリットがありましたが、今では5GBに縮小。月額170円の有料サービスも50GBとなっています。
PCのストレージ容量を節減する「ファイル・オンデマンド」に対応
2017年秋に公開されたWindows 10 Fall Creators Update = バージョン1709では、クラウド・ストレージである「OneDrive ファイル・オンデマンド」が新たに利用可能となっており、タブレットなど、ストレージ容量が少ない機種の場合、ありがたい機能です。
- OneDriveでパソコンのストレージ容量を節減する「同期させるフォルダーの選択」と「OneDrive ファイル・オンデマンド」
- OneDrive「ファイル オンデマンド」:ファイルはクラウド上に保管しておいて、必要な時だけダウンロード
相変わらずトラブル発生してしまうOneDrive
OneDriveは元々SkyDriveという名称でWindows 7時代に登場しました。商標の問題でOneDriveと名称変更しています。Windows 8.1からは、OSと一体となって標準で搭載されるようになっています。
Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10と進化にともなって仕様が微妙に異なっており、まだまだ完璧という状態にはなっておらず、日々不具合の修正が行われている状況です。
1, 基本:OneDriveをWebブラウザーで利用する
Windows 8以降、システムに標準で搭載されているOneDriveを、現時点で混乱なく最大に活用するためには、まずはWebブラウザーで「OneDriveサイト」を基本として用いるのがオススメとなります。詳しくは、次のVol.1の記事をご覧ください。
2,どんなトラブルがあるかを知る
現時点でのOneDriveは、特に「OneDriveとパソコンとの同期」について、不具合が頻発する問題を抱えたままとなっています。
どんな時に、どのようなトラブルが起きるか、典型例をWindows 10上で再現してみました。詳しくは、Vol.2の記事をご覧ください。
3,同期に関するトラブルに遭遇したら
パソコンを使っている時、突然OneDriveの同期に関するトラブルに遭遇してしまった時は、次のVol.3の記事をご覧ください。
4,OneDriveの同期アプリが壊れてしまったら
Windows 10上で、OneDriveの同期用のアプリケーションが全く機能しないという不具合が発生しています。このような時の対処法についてVol.4にまとめてみました。
5, OneDrive経由で他のPCのファイルを参照
自宅に仕事を持ち帰り、作成した書類をOneDriveに保存したハズなのに、オフィスでOneDriveを開いたら見当たらない!そんな時に便利なのがOneDriveの「PC」アクセス機能です。
6, OneDriveを個人と会社/学校のアカウントで併用する
特集は続く
記事の中には批判的な事も書いてしまっておりますが、何だかんだ言っても便利なOneDrive。これからますます便利に、安全に、安心して使えるようになっていくに違いないOneDriveを、有効に活用していく方法を、引き続きまとめていきたいと思います。