Office365(クラウド版)は、日々充実が図られている中で、システムのバグの修正、機能の充実など、細かい修正が行われています。
そんな中、お客様から「WebブラウザーでOffice365にサインインができないことがある」という声があがっています。
同じ組織内でも個人差があるようで、全く問題が起きない方と、頻繁にトラブルに見舞われている方がいらっしゃいます。
対処法として、「ブラウザーのリセット」をしていただくことで改善が図られています。その手順についてご説明いたします。
サインインできない症状(典型例)
まず、症状として、
- インターネットには正常につながっている。
- 他のホームページは問題なく表示ができている。
- Office365にサインインできることもあるが、できないことがある。
- 同じ部署で、全く問題ない人がいる中で、一部の人だけにトラブルが生じている。
強力なセキュリティで保護されているOffice 365へのサインインに関するトラブルということと思われるので、恐らくセキュリティ認証時にトラブルが起きているものと思われます。
Webブラウザは使い込んでいく中で、アプリの追加、他のプログラムのインストールにより意図せずブラウザの設定に変更が生じることがあります。
これにより、Webブラウザでサインイン時の認証に支障をきたしてしまっている事が考えられます。
弊社ではOffice365の利用にあたり、Google ChromeまたはChrimiumを推奨させていただいています。いずれも以下の手順で設定のリセットが行えます。
これにより、今の所は改善が図られているようです。
サインインにおけるトラブルが頻発する場合、次の「設定のリセットによる影響」を充分にご理解いただいた上で、お試しいただければと思います。
設定のリセットによる影響
- 既定の検索エンジンと保存した検索エンジンはリセットされ、元のデフォルトの状態に戻ります。
- ホームページ ボタンは非表示になり、以前設定した URL は削除されます。
- 起動時にデフォルトで開くタブが削除されます。
- 新しいタブページは空白になります。
- タブの固定は解除されます。
- コンテンツの設定は消去され、インストール時のデフォルトにリセットされます。
- Cookie とサイトデータは削除されます。
- 拡張機能とテーマは無効になります。
*保存したブックマークやパスワードが削除または変更されることはありません。
Google Chrome / Chromiumの設定のリセット
画面右上端のアイコン(下の画像参照)をクリック。
「設定(S)」を選びます。
「詳細設定を表示…」をクリックします。
すると、設定項目がさらに表示されます。
画面の一番下にある「設定のリセット」ボタンをクリックします。
以上でリセットが完了したら、念のために一度Google Chromeを終了させて、再度開き直してみて、Office 365へのサインインをお試しください。
そもそもパスワードが間違っている場合
弊社では、破ることが困難で、覚えておけるパスワードを作成/管理し、安心してクラウドを利用できるようにしていただくことをお勧めさせていただいているのですが、出先などでパスワードを思い出せない、という場合には、パスワードのリセットを行っていただく必要があります。
詳細について、下記にまとめていますので、併せてご覧ください。