私は、音楽コンテンツの管理は、iPod以来、長年AppleのiTunesを利用してきました。
AndroidスマホとiPhoneを、仕事とプライベートで使い分けしています。Androidでも、有料ツールを使うことでiTunesとの同期もできなくもないのですが、バージョンによって不具合が生じたりして、なかなか安定して使えなかったりします。
Androidでもプレイリストを作成してウォーキング中や移動中に好きな音楽を聴くには、Google Play Musicが便利。有料サービスを利用しなくても、手持ちの楽曲ファイルをクラウド上に格納して、パソコン、スマホ、タブレットなどで再生できます。しかも5万曲にも及ぶ容量が無料で利用できるのです。今までの環境をはるかに凌駕するその利便性から、今ではiTunesから乗り換えてしまっています。
Google Play Musicのパソコンでの管理方法については、こちらの記事にまとめました。
今回は、スマホ側の使い勝手についてみていきたいと思います。
モバイル版Google Play Musicアプリ
Google Play Musicのモバイル版はAndroid版とiOS版の両方に対応しています。
両方とも基本的に使い方は同様です。本稿ではAndroid版を見ていきます。
有料サービスでなくても充分使えます
ところどころ有料サービスのお誘いが表示されますが、申し込みをしない限り課金されることはありません。
アプリのメニュー
画面左上の「三」アイコンをタップするとメニューが現れます。
後で説明する「設定」もこちらのメニューからアクセスできます。
まずは、「音楽ライブラリ」をタップしてみます。
上部メニューから、「プレイリスト」、「アーティスト」別、「アルバム」別などで表示させることもできます。ライブラリに取り込まれている曲全体を見るならば「曲」を選びます。
プレイリストの作成/追加
気に入った曲でプレイリストに入れたいものがあったら”タテに3つの点が並んだマーク”をタップします。
ここで既存のプレイリストに追加したり、「新しいプレイリスト」を作成して追加させることもできます。
便利な”いいねボタン”
曲を聴いているときに”いいねボタン”でマークしておくと「高く評価」というプレイリストに保存されます。
音楽の再生を止めることなく、後でまとめてプレイリストづくりを行いたいときなどに便利です。
コンテンツのダウンロード
私のAndroidはSimフリー端末でiijmioの格安Simを利用しています。いわゆる”クーポンをオフ”にした低速モードは200kbpsとなりますが、それでもストレスなく再生ができています。
それでも電車で移動中の時など、電波が入りにくい場合に備えて、スマホにコンテンツをダウンロードしておくこともできます。
プレイリストにある”ダウンロードボタン”でプレイリスト内の楽曲をまとめてダウンロードできるのは、とても便利です。
初期設定ではWi-Fi接続時のみダウンロードできるようになっていますが、「設定」で変更も可能です。「ダウンロード」メニューで「Wi-Fi接続時のみダウンロード」をオフにすればモバイルネットワークでもダウンロードが可能となります。
アプリの設定画面
プリセットで何種類もありますし、帯域ごとに好みの音色を作ることができます。リバーヴ(残響効果)の設定も可能で、ホールで聴いているような残響効果を設定することも可能です。
音楽管理の利便性を各段に向上するGoogle Play Music
手持ちの楽曲が膨れ上がってしまった状態では、AndroidでもiPhoneでも、全てのライブラリーをローカルに保存しておくことは、もはや無理があります。
選りすぐった楽曲だけをローカルに置いておいて、その他はクラウドに置いておく、という方法については今まで何度も試みてきたのですが、うまくいった試しがありませんでした。
クラウド側ですぐに再生ができない、曲順の指定ができない、できたとしても面倒くさい。。。というものだったのですが、Google Play Musicではこれらのすべての問題を解消してくれています。
現時点での不満は、プレイリストへの追加が1曲ずつしかできない、という点です。複数の楽曲をまとめてプレイリストに追加できるようになれば、さらに使い勝手が良くなることでしょう。
また、Google Play Musicによって、車での音楽の楽しみ方も大きく変わっています。そのあたりも折を見てご紹介できればと思います。